外見はペグを指定した以外ノーマルですが、かなり込み入った小細工を施してもらいました。 僕の中では2年がかりで研究して形にした物です。 求めたサウンドは、ストロークした時の切れ味、淡白で贅肉を削ぎ落としたような鋭い倍音、心地良いアタック時の音圧などなどです。 ブルージーにライブやる若者に使ってもらいたく作りました。 当時は百瀬さんサイドでもXXブレーシングなどそういったニュアンスを求めて作っていましたが、僕個人は、もっとスロープショルダーらしい部分の要素が他にあるんじゃないか?と。
外見も現行モデルを維持しているのですが、ペグの変更のみで野暮ったさのないタイトな外観になりました。 ペグも音に大きな要素を与えるパーツの一つです。 もちろん音のキャラクター付けのために選んでいます。
力木の加工については実験のつもりで気軽に仕事してもらっただけに、危険な作業を伴うこの仕様については、再現してもらえませんが、飛鳥チームビルドシリーズの一部モデルで効果を生かしています。