百瀬さんはシトカスプルースが好きなのです。
そして、好きな音の出し方もあります。 これまでは僕個人的な好みで店頭カスタム品はイングルマンを使う事が多かったのですが、百瀬さんが好きな音がヘッドウェイの音だろう、、、なんて考えるようにもなってきました。 いつも作っているシトカトップは、個人的に物足りない部分がありまして、シトカを使い百瀬さんの好きな音の出し方で、僕の欲しい部分も足せないかな?と研究して作ってもらったモデルです。このギターから700シリーズへつながっていきます。 700シリーズの試作機としてはHO-PROTOというモデル名でシトカ/ローズで深胴のものが作られていきます。
薄っすらと入ったベアクロウの効果でワイドレンジで、分離もよく、重厚さと派手さと繊細さを持ち合わせたギターです。 ギターの主張と使いやすさのバランスがギリギリのラインで取れた弾き語り向けのモデルです。 このギターは、ある著名なシンガーソングライターが、40年ぶりに復帰し発売したCDでも録音で弾いておられます。
アルパインギターは、私、有村が企画するエレキギターのブランドなのですが、根詰めて作った証しとしてアコースティックギターにも入れてみました。 僕の個性が強いギターというイメージで捉えてもらえたらと思います。
表甲 | 有村選定シトカスプルース |
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側板・裏甲 | インディアンローズ |
指板・下駒 | エボニー |
ナット | 牛骨(44.5mm) |
ネックグリップ | HD518型ベース |
他 |