税込み定価¥286,000
(本体定価・税別¥260,000)
ハードケース付属
日本で生活する者にはとても馴染みが深い桜。しかし製材や加工などはかなり大変で木工の仕事をしているお客さん達からは、そういう難しい材料をギターにしたことに大変に驚かれました。それから10年経つんですね。
モデル名が長いのですが意味があります。 HF-FUYUZAKURA’24 SF,S/STDという名称ですが、HFはOOOサイズのボディ形状と短めのスケール(弦長)を表します。
FUYUZAKURAはこのモデルの愛称みたいなもので’24は2024年の企画。 SF,Sはブレーシング配置と形状ですが、SFは復刻以降の試行錯誤の中、百瀬さんが名付けたセミフォワードXから由来しています。現行のは34ブレースと呼んでて、百瀬さんから1934の一時にマーチンに見られた配置を試してみたら好印象だったと聞いています。 ,Sはスキャロップが入ってる意。
/STDはスタンダードシリーズのグレード。
このギターは2024年秋のディバイザー社企画ワンデイギターショウで出展された限定品です。 メーカーで保管されていた1本を先日の抽選会でゲットしてきました。
外観が特徴的で、全体に薄っすらと白を基調に元の材料の色味からシースルー白へとグラデーションがかかっています。更にボディトップはボディエンドに向かって青が入っているのがとても良い雰囲気ですね。
全体の鳴り方は、低音から高音までまんべんなくナチュラルに響くのが好印象。自然な胴鳴り感がとても気持ち良いです。 小さなボディなりながら余裕を感じる5,6弦の低音感は手に入れた方は満足度が高い事でしょう。 そして綺麗に伸びる高音は倍音感が整っているので安心感を持って色々なプレイやフレーズを奏でられるし気分良い事と思います。
そしてサクラ材のキャラクターですが、インディアンローズやホンジュラスマホガニーのような際立つ個性は無い故、弾き手に素直な印象を持つはずです。 その素直さは特に歌うたいの方には唄声が載せやすくご自身の音楽がより楽しめるのではないでしょうか。 またソロギターではその素直さから安定感あるメロディ、このモデル由来の余裕ある鳴りで、伴奏の低音も聴かせられる弾きやすさがあるので楽しい事と思います。
【主な仕様】
ボディトップ材:シトカスプルース
サイド、バック材:ヤマザクラ
ネック材:アフリカンマホガニー
指板・ブリッジ材:リッチライト(樹脂)
ナット材・幅:Bone・43㎜
弦長:628㎜ (”24 3/4)
ペグ:後藤ガット SG301-01GG
フレット:HHF-AG2S
ネックグリップ:スリムU
力木配置:34セミフォワードXスキャロップ
塗装仕上げ:Thinウレタン