甲貼り年月 09、3
2009年のメーカー企画6本の限定品。指板材とブリッジ材に本ハカランダを使用しているのが特徴です。
そこそこ弾かれていたギターなので弾き傷が多いです。軽度のフレットの減りがありましたので今回の販売に当たってフレットの擦り合わせ、そしてボディトップの傷取りを自然な形でやってあります。
エレアコ化されていたのをシステム外しましたので、ボディエンドのエンドピンジャック加工などの跡があります。
通常D-28型は指板とブリッジにエボニー材が使われていますが、このモデルは本ハカランダ材を使う事で、少し角の取れた穏やかさを感じる弾き心地です。 そしてハカランダ材のキャラクターが倍音に載ってくるのですが、ほんのり華やかなニュアンスでアルペジオや指弾きしていると、各々の音の倍音の絡み合いが何とも心地よく感じるはずです。 これはインディアンローズやマダガスカルローズでは得られない独特なものなのです。
ギター自体はヘッドウェイHDの王道、ノンスキャロップです。 軽くちょろっと音出しただけだと、線の細い弾きにくい楽器って印象持つものなのですが、しっかりと傾聴しながら鳴らしていると、スキャロップには無い、音のストレートさとか1音1音の味の濃さが分かってきて、その魅力に引き込まれて行きます。 ガンガン弾いて楽に音圧出したい人には深いスキャロップが入ったギターなのでしょうけど、丁寧に音を楽しみたい人には、ノンスキャロップはとても好まれる仕様だったりします。 そしてガツガツ弾きたい人もしっかりした弦で丁寧にしっかりやる事で、分離感を持って前に飛んで行く音の体感が分かると、のめり込んでしまう傾向もあります。
そういったキャラクターを持っているギターですので、ソロギターも調子良さそうですし、ほんのり華やかニュアンスが、歌に絡み合って実に気分良いはずです。
百瀬さんが作ったギターの持ち味である、研ぎ澄まされたトーンニュアンスも相まって非常に興味深いモデルだと思います。
このモデルの様々な部位の画像はこちら(2F店員有村のブログに飛びます)
【主な仕様】
トップ材:シトカスプルース
サイド・バック材:インディアンローズ
ネック材:ホンジュラスマホガニー1P チャンネルロッド
指板:本ハカランダ
弦長(スケール):644㎜
ナット材・幅:牛骨・44㎜
ペグ:ウェバリィ
ブレーシング:ノーマルXノンスキャロップ ローズブリッジプレート
ブリッジ型・材:マーチン型・本ハカランダ
サドル:牛骨ショート
ピックガード:べっ甲柄セル 後貼り(塗装後に貼った意)
ボディ塗装:ラッカー仕上げ
ネック塗装:ウレタンつや消し