甲貼り年月2010.6.
戦前D-28型のイメージで力木の形状がこの頃のいつもの百瀬さんと違います。 サウンドホールから覗けばわかる人にはすぐわかるGEと同じような形状です。 GEと言えば野太い6弦の厚みが持ち味ですが、百瀬さんは全く求めていないニュアンスなので、そこはすっきりさせつつ、アディロンの味わいが太く強い音で、ヘッドウェイの硬質な押し出し感が、体に伝わってきます。 HD-701のキャラクターが色濃く感じられる音色です。
百瀬さんの製作したギターでアディロントップのD28型に憧れてる方に是非弾いてみてもらいたいギターです。
現・持ち主の方が手に入れた時点では、良く弾いて使い込まれていたギターだったようで、フレットの減り、ボディ全体に打痕・小傷など見受けられました。 当店でフレット交換、ナット、サドルを現行のヘッドウェイで好んで使われている水牛骨で作り直すなどメンテをしてリフレッシュしてあります。
このモデルの様々な部位の画像はこちら(2F店員有村のブログに飛びます)
【主な仕様】
トップ材:アディロン
サイド・バック材:インディアンローズ
ネック材:ホンジュラスマホガニー1P チャンネルロッド
指板:エボニー
弦長(スケール):644㎜
ナット材・幅:水牛骨・44.5㎜
ペグ:後藤ガット オープンバック
ブレーシング:フォワードシフテッドX スキャロップ
ブリッジプレートはメープル
ブリッジ型・材:マーチン型・エボニー
サドル:水牛骨ロング
ヘッドウェイハードケース付属